【中編】副業、独立をする前に考えておくべきこと

2021年も2月にさしかかり、早々と新年の抱負に挫折してる人が後を絶たない…。
世間の多くが「毎年目標を立て、断念すること」が年中行事と化している様だが…ここをご覧になっているあなたはどうだろうか。

「よし、今年こそは…!」
「次こそはやってやる…!」
何か目標を立てるときのワクワクは素晴らしいものだ。
何の変化もない毎日が気持ち悪く感じる僕は、状況に応じて常に大小何かしら目標を立て、挑戦している。

ただ、目標達成までの道中で中々上手くいかなかったり、諦めそうになったりすることもあるはずだ。
そこで今回は、前編での予告通り、「その決意を形にするために」というテーマで進めていこうと思う。
僕が目標設定をする上で考えていることや、実際の取り組みを交えてお話しする。
より詳細な日々の取り組みにおとしこむためのメソッド、考え方は【後編】で掘り下げていくが、中編を順守することが大前提であるので、本記事を読んでから後編に進むことを強くオススメする。

また、この記事から初めてご覧いただいている方は、【前編】に目を通してからの方が理解しやすいので、下記にリンクを貼っておく。
※前編はこちら↓

Contents

目次

  • 「私はこれで行く!」行動するために、準備しておくこと
  • あなたにとって「今、重要なこと」は何か
  • 後編の公開までにしておくべきこと〜終わりに〜

「私はこれで行く!」行動するために、準備しておくこと

前編では、現実と理想の把握を極力具体的に把握し、逆算するための地図を描くことが大事だと説いた。
安易に最適解をGoogle検索に求めず、まずは「心の声を言語化」して自分のコアをハッキリさせる。
その上でインプットやアウトプットを繰り返すことが、行き先を見失わないコツだ。
また、その後走り続けるための工夫として、常に「今の自分のさらに強い版」みたいな理想像を自分の前に走らせ、追いかけていくことも合わせて確認しておこう。

で、ここからだ。
前編の心構え、マインドセットは分かった。
自分の中ではやってみたいことや、方向性が見えてきた。
今すぐにでも動き出す…その前に!
その気持ちをグッと抑え、最後の確認が必要だ。

例えば
「ネットで10万円稼ぐ!」とか
「自分のスキルを売って10万円稼ぐ!」とか
この様な目標を立ててしまう方は意外にも多く感じる。
やり方や目標は本人の自由だが、上記の宣言は漠然としている。
あくまで「これを実現できたら良いな」という状態を設定したに過ぎない。

ダイエットでいうなら、「5キロ痩せる!」と宣言しただけ。
手段(具体的な方法)、戦略、そのために何を準備し、日々どれくらい着手しなくてはならないのか?
また、その計画は現状の生活において実行できるなのか?
これらをクリアして初めて、実現可能性が高いといえる。
もちろん、トレードオフについても考えなくてはならない。

新たに何かをすると決めるとき、同時に「しないこと(あるいは、減らすこと)」を決めなければならないのだ。
というより、既にスケージュールが満帆の状態で新たな予定を組み込むことはできない。
1日は誰にとっても24時間だ。
だから例えば、1日1時間かかっていることを30分で仕上げる工夫ができたら、30分の時間が生まれる。
習慣化されてしまっている無駄を客観的に把握するために、1日の使い方を紙に書き出してみたりするだけでも改善点が見えてくる。

暇で暇で仕方ない人が「何かを始めよう」というならまだしも、そんな人は現代社会においてかなり限られているはずだ。
現時点で既に手いっぱい、公私問わず疲れている人の方が多いと思う。
そんな中で新しいことにチャレンジしようというのだから、それ相応の工夫が必要となる。
だから、「やらないこと」「減らすこと」を決めるないと、せっかくの新しい試み、挑戦を実行に移すことができない。
時間がもともとないのなら、作り出すしかないのだ。

そしてそのためには、明確なルールを設定する必要がある。

あなたにとって「今、重要なこと」は何か

グレッグ・マキューン著『エッセンシャル思考』の中に出てくる一節で、WINについて問う場面がある。
ラリー・ゲルウィクスという高校ラグビーチームのコーチに関するストーリーが印象的で、ご存知の方も多いだろう。
Winとは「勝利」という意味だが、その勝利とは、相手をうちのめすことだけを指すのではない、という趣旨の話だ。
“What’s Important Now?”(今、何が重要だ?」という問いの頭文字をとって、WIN.
今この瞬間、一番大事なことに全集中することが、結果として勝利に結びつくということだ。

勝利を、「今日1日の成果を最大化すること」と定義し直しても同じことが言える。
僕も日頃、日中はいつも自分に問いかける言葉だ。
習慣として取り入れるくらい毎日自分に問いかけてみよう。

この問いに厳しく向き合わないと、最悪の場合、あてのない自分探しの旅にでも出るハメになる。
自分の決めた「新しいチャレンジ」と、「やるべきってほどでもないけど、魅力的な案件」がバッティングしたとき、その都度悩まなくてはいけなくなる。

全部同時にやろうなんて思わない方が良い。
それは現実逃避だ。
優先順位が見えていないというより、「全て優先しようとするのは、何も優先しないのと同じ」ことだ。
厳しい選択をその都度するのではなく、あらかじめルール、基準を決めておくことで障害を取り除いておこう

それから、マルチタスクは集中力を落とし、パフォーマンスが落ちることが証明されている。
※マルチタスクの弊害については、本記事では掘り下げない。
メンタリストDaiGoさんのYoutube,ニコニコ動画などでも数々のエビデンスが紹介されているので、1度視聴してみても良いのではないだろうか。

どうしても避けられない予定がいくつか重なってしまう場合、必ずスケジュール管理を徹底し、やるときは目の前の1つ1つに集中し、メリハリを付けることだ。
つまり、1つ1つをこなす上で「終わるまで他のことは考えず」着手する。
「あーこの後に〇〇しないと」などとダラダラ考えながらやるのはご法度!

タイムリミットも設けること。
「予定より長引いちゃった」は後に控えるタスクへのしわ寄せ。
すなわち破滅へのカウントダウンの始まりだ。
万が一に備えて、代替案やプランBも用意しておこう。

例えば「毎日ブログを書く」と決めたなら、具体的な着手時間を決め、その時間に飲み会に誘われようが、遊びに誘われようが、断固として断ることだ。
一見重要そうなことでも、「自分がやるべきこと」でないならば、断れば良い。
他者からの話を引き受けるかどうかの基準を自分なりに決めておこう。

ルール、基準を決めるのはもちろんのこと、その決定事項を周りに宣言しておくことだ。
・21時以降は電話にでない
・飲み会自体が目的の集まりには参加しない

これは、僕が実際に取り入れているルールだ。
それでも無理にあなたの時間を奪おうという者、ましてやその挑戦を笑う者は、あなたの夢、目標を邪魔する者だ。
恋人、友人というこれまでのステータスに関係なく、切ってしまおう。
現時点で、あなたの可能性を邪魔する敵でしかないのだから。

余談だが、これはお気楽な机上の空論ではない。

僕は2020年11月〜年末にかけ、396人いたLINEの友だちリストを自ら整理した。
詳述は省くが、自分なりの厳しい基準を設けて対処した結果、残った人数は99人。
それまでは1日中、スマホを見るたびに10件以上の連絡が溜まっていたが、整理後は無用な連絡がいっきに減って、だいぶ快適に過ごせるようになった。
1人1人との関係性を見直す大変良い機会にもなった。
自分の人生を、他人に妨害されるわけにはいかない。

先述の宣言においても、本当に「今のあなたにとって」友人であり、信頼できる相手だというなら、あなたに理解を示してくれるか、実現するためのより良いアイディアを提案してくれるはずだ。
そうでないならば、お互いが日々変化する中で、感覚が合わなくなってしまったのだと割り切ろう。

後になって必要な人材が出てくれば、新たにネットワーキングを駆使してつないで貰えば良い。
厳選されたビジネス仲間や友人を通して、あるいはその他のSNSなどを通して、連絡をとることは可能だ。
今のところ、整理して困る様なことは一切起こっていない。
それどころか、余計なストレスが減って清々しいくらいだ。

後編の公開までにしておくべきこと〜終わりに〜

ここまでで、「やりたいことをみつけた後」に関する重要なマインドセットと準備の具体例をいくつか紹介させてもらった。
もちろん僕自身が実践して、以前より状況が改善したもの、数多くの成功事例があるものしか紹介していない。
今回の中編では、『エッセンシャル思考』やその他の関連書籍、データを中心に、関連する自分の経験を織り交ぜながら厳選して共有させてもらったが、僕が知っているこれら全ての有用なデータ、手法を本記事1本で紹介することは到底不可能だ。
むしろ、本記事までの内容が少しでも気になったり、共感できると思った方は、『エッセンシャル思考』を実際に手にとって読んでみると更に理解が深まると思う。
僕がこの本に出会ったのは5年前。
今でも時々読み直して、勉強させてもらっている。
この本に出会ったことで、僕の人生観や勉強への取り組み方は大きく変わった。
現在の僕という精神性を作った基礎と言って良い。
より少なく、しかしより良く」というテーマで人生の本質について掘り下げる、至極の1冊だ。
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もちろん本書を読まずとも、本記事の前編を読み直して「どういう話から始まったっけ?」というおさらいをしてもらうのも、次回の記事をより理解するための復習となるだろう。
次回【後編】の更新は1週間後2/15だ。
それまでに、本記事までに触れてきたルールや基準をあなたなりに明確にし、それ以前に「どこに向かおうとしているのか」という前編での問いにも答えてみてほしい。
※前半はこちら

本記事を最後まで読んでくれてありがとう!
次回も全力で執筆するので、お楽しみに!
では、また会おう!

〜To be continued〜


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