コンサルファームからシティホテルへ〜訪れる変化〜

7/14(金)を最後にヴァイオレットコンサルから姿を消したRikiya The Powerは、3連休が明けてすぐに新宿の某シティホテル”C”に現れたのであった。世を忍ぶ仮の姿、力也として…。

どうも、Rikiya The Powerです。
やっと記事を更新できる笑。いやはや、自分で蒔いた種とは言え、前記事更新後からしばらくは全然余裕なかった。
派遣として働く上での色んな事情には慣れたつもりだけど、何やかんや面倒なお約束(手続きやら申請やら)があって困っちゃうぜ。それに加えてプライベートでも、何だかんだ細かい予定が入り続けていた。
野暮用たちを片付けつつ、徐々に新しい職場に慣れていき、1日を無事に終えてホッとする毎日。
特に7月中は寝る頃にはクタクタになって、沈む様に眠りにつく日々が続いていた。

今日までで、ホテルCにおける23回目の勤務を終えた。
仕事は完全にOJTで覚え、その都度場当たり的に学んでいく。中々忙しい。
幸いにも現場の方々は優しい人が多いし、どうにか今日まで無事に勤務を続けることができている。

今回はホテルCでの勤務について少し掘り下げるところからスタートしよう。

初日から嵐に見舞われ、1ヶ月

7/18(火)、配属初日。
この日は早朝から目黒線が信号装置の故障で、初めて経験するような大遅延に巻き込まれた。
普段なら4分で到着する目黒に、40分かけて到着。目黒駅は混乱を極め、着いてから20分くらい改札から出られなかった。事前に案件担当者がホテルCの支配人に連絡を入れてくださっていたが、当初の出社時刻より30分遅れての到着となってしまった。混乱の影響で僕は遅延証明書をもらえなかったのだが、そのことを理由に、担当者と共に余計に怒られてしまう(どうにかご理解いただけた)。

その後、さっそくベテランさんからメールの返信方法や宿泊客の情報更新の方法等を教わった。
初日の後半には電話対応もすることになった。
「ここが光ったら外線、ここが光ったら客室からです。とにかく出ちゃって、そのまま投げてOK!」
座学の様な研修はないから、その都度聞いて「やって覚える」スタイル。初日から英語でバンバン質問とか要求が飛んでくるけど、答えられるわけないから大体の内容を伝えてバトンタッチ。
一旦先輩が答え、その都度「こういう時は、こういう風に答えてOK」と教えられ、次は自分で対応できる様に覚えていく。内容によっては紙のメモをとり、Q&A集なるものをWordで作ったりしながら業務をこなす日々だ。

ちなみに僕はホテルのバックオフィス(事務所勤務)というポジションで配属されている。
事務所はフロントと目と鼻の先。業務上、ヒョコッと一瞬フロントに顔出すこともちらほら笑。
オフィスワークでフロントスタッフの皆さんをサポートする様な立場なんだけど、そういう人は今のところ僕しかいない。これまでもそういう人はおらず、ホテルCとして初の試みらしい。
僕が来るまでは、現場のスタッフがフロント業務(チェック・イン/アウトとか)を行いながら、電話をとって、メールを返して、合間を見つけてはデスクワークまで全部こなしていたらしい…。現場は基本的にいつも人手が足りないし、到底定時で終わるはずのない業務量だったらしい。
だからこそ、「少しでも現場の負担軽減につながれば」ということで僕が召喚されることになったというわけだ。

結構責任重くね?笑

当初、支配人やエージェントからは「延長の可能性もあるけど、社内のメンバーが揃うまでの9月末までを予定している」と聞いていた。現場の先輩方いわく「状況的にそこでストップはないでしょう!笑」とのことだが…ま、契約上の話はお上が決めること。どうなるかは分からないね。

それでも現状、「力也さんがいると〇〇とかやってもらえるから本当に助かります!」とか「週5じゃなくて毎日いてほしい笑」と言ってくれる先輩方がいたりして、素直に「役に立てている」といううれしさはある。
英語で対応したとき、相手の要望を理解し、ちゃんと応えられたときも嬉しいと感じる。
派遣で仕事をする上では収入や学びの多さはもちろん考慮するけど、「人の役に立てる」「喜んでもらえる」という実感は特に大事だな笑。

僕はこれまで10社以上の会社で働いたけど、どんな職場も勤務から1ヶ月経つ頃にはおおよその全体像が見えてくる。
最初は右も左も分からないし、肉体よりも精神的に疲れるんだけど、少しずつ順応していく。
日々各所から色んな情報が入って来ることで、職場の様々な人間関係や諸事情も分かってくる。
このホテルCにおいても、ようやく全体像が少し見えて来た。

僕のいるホテルは365日24時間空いてるから、勤務はシフト制。曜日も祝日も関係ない。
宿泊客の多くは海外旅行者だし、電話してくるOTA(オンラインの旅行代理店)の担当者も海外が多い。
だから受付でもメールでも電話でも、ほとんど英語が飛び交っている。
受話器越しの英語はマジで聞き取りにくく、それ以前に運営上の分からないことが多いし、最初の数日で心を折られかけた笑。それでも、数をこなすことでだんだん聞き取れる様になってきて、シンプルな問い合わせなら1人で解決できるようになった。

受動的な「勉強」と、嫌でも自力で対応しなければならない「実践」では、英語の定着スピードの差が尋常じゃないと感じる。こっちも理解できなきゃ話にならないし、1回1回必死だからだろうな。
(日本人のお客さんも0ではないし、業者さんからの電話もあったりするけどね。)

※「じゃあ勉強なんて意味ないじゃん」ってことは決してない。
せっかく勉強してるなら、実践する場を設けた方が良いってことだね。
野球で例えるなら、「世界一キレイなフォームでスイングできるようになる!」とか言っていつまでも素振りと筋トレばっかやってても意味ないと思うのね。試合に参加せいってことよね。試合から学ぶこともまた膨大で、自分にとっても最も生きた学びになるよね。その結果や反省点から、次の試合までにどこを重点的に練習するかを考えることもできる。
かと言って試合ばかりやって練習をしない、シミュレーションすらしない、では一定のところで頭打ちになるよね。勉強でもスポーツでも芸術でも、上達のためには基礎練や学習と実践はバランス良く行うべきだと思う。

それにしても、「リモートワークって何すか?」というくらいには出社が当たり前の世界に来てしまった笑。
いかに前職ヴァイオレットがSuperヌルゲーだったかということも痛感させられている。
というより、前職を辞める直前の僕は、ぬるま湯にいながらロクに役割を与えられない暇地獄に投獄されていたので、リハビリが必要なくらいまで精神的に参ってたんだだよな笑。
ヴァイオレットでも多少忙しい日もあったけど、自分がなんのためにいるのか分からなかったし、ただ時間だけが無駄に過ぎていくことが単純に辛かった。辞める頃には同じポジションのまま学べることは少なくなっていたし、生活費のためだけに我慢して居続け、ひたすら時間を浪費する様な状態に耐えられるなくなっていた。

ホテルCの勤務地は新宿だけど、前職は目黒駅だった。目黒線で武蔵小山から4分。
それが、目黒駅で山手線に乗り換え、12分追加で電車に乗る様になった。
最初の1週間はたったこれだけのことでもダメージがあった笑(「今までは月に3回くらい、ここまで来れば良かったんだよな。それですら嫌だったのに、毎朝かよ…笑」と)。
あと、この暑い8月に長袖Yシャツにジャケットで勤務している。
事務所がクーラーで冷えるからで、本当は「Tシャツにジャケット」みたいなカジュアルスタイルも許されているんだけどね(あと、胸ポケットが1つあるかないかって結構大きいんだよね笑)。
流石に外は暑いから、朝はジャケットを片手に持って通勤するけど。

でも慣れってやつはスゴい。いつの間にか、ほとんど気にならなくなっているではないか…。
思えば、かつては羽田から笹塚とか、葛西臨海公園まで毎日出勤する生活をしてたんだ。
今と同じ様な格好で。あの当時に比べれば全然大したことないわな。
新宿に9時出社なのに、朝8時に家を出れば余裕を持って間に合う。
最初こそ「来る場所を間違えたかもしれない」と思ったけど、少し粘ってみて良かったな。
4連勤→1日休み→5連勤みたいなシフトとかもあるけど、難なくこなせている。
我ながらよくやってると思うわ笑。

ま、もう少し様子見の要素もあるけど、1つ1つ課題をクリアして、当面は目の前のことを頑張っていこう。

全ては目的地までに遭遇する景色 〜終わりに〜

どうにか2ヶ月強、今日まで一人暮らしを続けてきた。
武蔵小山の家にも「自分の家」っていう感覚を持てている。
外食はかなり減ったし、実家暮らしがいかに贅沢で甘ったれた環境だったかってことを身を持って学んでいる。
今では、すき家のチーズ牛丼中盛り(1杯760円)が高級レストランに感じるぜ笑。

引越してから色々あったけど、何だかんだ言ってどうにか生きていけてる。今のところ及第点はとれているだろう。
一方で、現状の収入やお金の稼ぎ方(働き方)のことを改めて真剣に考えるようになった。
水道光熱費、家賃、食費以外にも、最低でも発生する固定費。けっこう大きい。
娯楽を抜きにしても、毎月20万円以上はかかる。
過去記事でも宣言したとおり、いつまでも派遣として働き続けるつもりはないし、そろそろ甘っちょろい言い訳もしてられない。

あえて確認しておくけども、僕は絶対にThe Power Projectを諦めはしない。
前職ヴァイオレットのことや転職、プライベートのあれこれに振り回されながらも、心の奥底にある火は消えてない。
それどころか今、以前に増して燃えている。良くも悪くもあらゆることは全て糧にできる。
学びが増えたり、経験値が上がるたび、少しずつ変化する。その変化してきた自分が改めて考えるからこそ、見えることもある。だから面白い。
世の中は相変わらず理不尽だし、意識的に変えられるものばかりじゃない。
それでも、たった2ヶ月で僕の中に多くの成長と変化があった。当然これからもっと変化していく。
流れが良い方向に変わってきている。こうして再び心に火を灯せていることも嬉しい。
より逞しくなった僕と、今いる仲間で、少し先の未来を切り拓いていこうじゃないか。

ゴールを決めて進む限り、遭遇する全ては途中で現れる景色。良くも悪くも通過点でしかない。
その中で良い出会いがあったり、辛い目にあったりする。目の前のこと(今)に集中することは大事だと思うけど、いちいち一喜一憂するばかりではゴールを見失ってしまう。
例え厳しい状況に置かれても、生きてゴールに進み続けられる限り、本当の絶望ではないはずなんだ。
「思えば、ここへ来るまで色んなことがあったよな」なんて、いつの日か穏やかな気持ちで、誰かと語り合えたなら、それで良い。今は1歩でも、前に進もう。

と言うわけで、今回も最後まで読んでくれて本当にありがとう!

では、また会おう!
〜To be continued〜

https://realizationofideal.com/

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