Where there is a will, there is a way

Hi, I’m Rikiya The Power!
This is the 71st article on The Power Blog.
…冗談さ笑

今回のタイトルは、「志あるところ道あり」と訳されることが多い。
第16代アメリカの大統領、リンカーンの言葉として有名だ。
どんな困難が訪れようとも、「なし遂げよう」という志があれば道は開けるというニュアンスで用いられる。

さて、2022年12月現在、僕は派遣社員としてレッド航空に勤めている。
まだまだ素人同然だが、少しずつ成長していると感じる。
バタバタしながら、来年もまた広大な羽田空港の小さなエリアを走り回っていることだろう。
一方で、僕はレッド航空を来年の9月末で卒業することに決めた。
(体力的にキツいとか、給与に不満があるとか、そんなんじゃないぞ笑。)

僕は2024年5月で30歳を迎える。
30歳というのは僕にとっての大きなターニングポイントだ。
月並みな基準に思われるかもしれないけど、僕は17歳の時から「本当に自分のやりたいことができるのは30歳からだ」なんて周囲に吹聴していた。
もちろん、30歳になってからも実現する壮大な未来やその目的は変わらない。
変わるのは、そのための達成すべき目標、日々の動きだ。
つまり、いよいよ実現に向かう段階が始まる。

今現在の様な生活、働き方ができるのは30歳までなんだ。
この段階における試行錯誤、準備ができるのは30歳まで。
そこからは、その時点で手にしている道具や武器、自分自身というリソースで先に進むことになる。
「何で30歳?」って、僕自身がそう決めたからさ笑。
あまり深く語ってこなかったけど、僕にとっての20代は、あまりに足りないリソースかき集め、自分という土壌を肥やす、長い準備期間だった。
17歳の時、コンビニでアルバイトをしていた僕は、社会の仕組みへの根本から疑問を抱いた。
社会やビジネスの勉強をし始めたのはこの頃だ。
その後3年もの大学受験浪人という暗黒時代の過程で、20歳にして命を絶とうとした。
あの日、いっきに意識が変わった。あの日から始まったと言って良い。

この10年以上、常に考え続け、勉強し、実際に自分の目で確かめ、データを集め、試行錯誤を重ねてきた。
「こうあるべきではないのか?」「そのためには何が必要だ?」って、イメージ(設計図)を完成させるべく必死にもがいてきたんだ。
自分で考えられる頭と、実際に行動に移せる力がほしかったから。
その総仕上げである2023年は、僕にとって大変大きな意味を持っている。
ザックリした説明で恐縮だけど、お察しいただけたかな?。
とはいえ、確かにそのつもりでいても、少し油断すると逃げ腰の弱い自分が顔を出す。
要因は様々だが、「僕の10年には本当に意味があったのか…?」「本当にこれで良かったのか?」なんてウジウジしたりしてな笑

で、今回この記事を書くために色々と決めなきゃいけないことがあって。
12月に入る直前くらいから結構考えていた。
ついに全部吹っ切れて、「やってやる…!」と静かな革命を起こす覚悟を決めたのだが…
そのきっかけをくださったのが、世界的ピアニスト 豊田 裕子さんだ。

昨年のクリスマスディナーショーに先駆け、豊田さんの紹介記事を書いたことを覚えていらっしゃるだろうか?。
あの”Ms.Yuko Toyoda”によるクリスマスディナーショーが、今年も開催された。
1年ぶりの再会、圧倒的なパフォーマンス、交わした言葉のやりとり。
全てが圧巻だ。
偉大な彼女が名実ともに偉大なのは、決して「ただ演奏が上手いから」じゃないんだ。
彼女の音楽を聴き、会場で目にし、直接言葉を交わしたことのある者だけが共有できる感覚かもしれない。
実績や実力は当然としても、豊田さんには人の心を動かすほどの何かがある。
生演奏を聴いたことのない僕の両親でさえ、豊田さんのファンになってしまったほどさ。
僕はそんな豊田さんから力を分けていただいた1人。
今回の記事を書くにあたって、約束までした。
20代最後の大勝負に向けての覚悟を決め、今日もこうして闘志を燃やしている。
そんな最高のディナーショーについては、本編で!

※ちなみに、リストのCampanellaを弾かせたら右に出る者はいないと思うほど、僕は豊田さんのCampanellaが大好きだ。
生演奏も格別だが、『Ondine』という豊田さんのデビュー作品に収録されているものも至高である。
僭越ながら、両親の前で他の有名なピアニスト数名と豊田さんのCampanellaを聴き比べてみた。
純粋な興味もあったのだが、結果「豊田さんの演奏は別格」に全員異論なし。
(あくまで感想であって、他のプロ演奏者を否定する意図はない。)
単なる僕の補正やバイアスではないことが、実験で証明されたな笑。
就寝前や早朝など、僕のリラックスタイムには欠かせない1曲。
ぜひ1度、読者のあなたにもご試聴いただきたい。

ディナーショーの会場で購入し、自室で撮影したもの。

ゴールデンムーン〜満月の夜空に響くベーゼンドルファー〜

12/8(木)。
この日は、2022年最後の満月「ゴールデーンムーン」だった。
ここは、晴れた夜空に黄金色の月が灯る代官山。
会場はリストランテASO。
超豪華なイタリアンのフルコースをワインと共に楽しんだ後、広い会場に移動。
そこで、豊田さんによるピアノの生演奏を楽しませていただいた。
昨年に引き続き、豊田さんが演奏したピアノはベーゼンドルファーのクリムトモデルだった。
世界三大ピアノの1つ…。
「またあのピアノにお目にかかれるとは…!」
豊田さんから今年の会のご案内いただいた時、再びあのピアノを生で見られることがうれしかった。
昨年、初めて目にしたときの衝撃…そして、そこに座って演奏する豊田さんのミステリアスさ、美しい演奏…
パンフレットを見ながら思い出して、1人でワクワクしてたわ笑。
(世界に25台、日本には3台しかないクリムトモデル…一体何人のピアニストがこのピアノを実際に演奏できるのだろう…。)

近日公開のとある映画のピアノ演奏を豊田さんが担当なさったとのことで、劇中の挿入歌メドレーと披露くださった。
会場の関係者席には映画監督やプロデューサー、作曲家までが参列しており、一瞬の空いた時間にはお一方ずつ挨拶なさっていた(席は僕の真後ろ…笑)
偉大な方のつながりはやはり偉大というか…観客として参加している方の中にさえ、著名人や大物も複数名。
もはや、日常レベルから異常値であることを痛感せざるをえなかった笑。

改めて、この日の直前まで、僕は少しモヤモヤしたまま過ごしていた。
だけど12/8の午前中にはハッキリさせると決めていた。
そして無事、自分の心に再び闘志を燃やすことができた。

豊田さんもそうだが、豊田さんのお母様(事務所の代表)までが、僕の様な一青年に気にかけてくださる。
1人1人の顔と名前を覚え、温かい言葉をかけてくださる。
過去に話したことを覚えているだけでなく、僕たちのことまで直接応援してくださる。
(上手く伝わる表現ができなくて本当に申し訳ないけど…)明らかに「客だから」「仕事だから」ではないと思うんだ。
話題や接し方、他の方々とのやりとりを拝見していても、豊田さんたちが「人間1人1人を見ていらっしゃる」ことが伝わってくる。

僕が語るのは野暮すぎるんだけども、豊田さんのスゴいところの1つは、立ち姿、座り方、話し方、表情…その全てが「アーティスト 豊田裕子」なんだ。
演奏中の表情はいたって穏やかで、終始笑顔を絶やさない。
それでも、1曲1曲が終わるたびに、深く1呼吸おく姿が印象的だった。
「1曲のために、全神経を注いでいる」ことが伝わってくる。
演奏を聴きにきた観客として、これほどうれしいことはないと思わないかい?
僕が描いてきた一流のプロ像も様々だけど、豊田さんや豊田さんのお母様は、生で「本物」を見せてくださっている方々でもある。裏で支えるスタッフの方々や、ASOの皆さんにも、心から敬意を表したい。
僕の知らない世界を沢山教えてくださっているだけでなく、モチベーターにもなってくださった。
例え誰がなんと言おうと超一流、本物のアーティストだ!!

豊田さんには本当に感謝してもし切れないだけでなく、いつか必ず、恩返しとしてお力添えできる様な男になってみせると誓ったのであった。

ディナーショー後の3ショット

本当は他にも色んなポーズで撮影していただいたんだけど、今回はあえて、一番遊びの効いたポーズを選んだ笑
ちなみに、右にいらっしゃるのがキャメル氏。目のモザイクはご本人による希望だ笑

※ところで、約束とは何だったのか?
「今度は3人揃った上で、チームの代表として挨拶する。」
そう約束したのさ。キャメル氏や投資家T氏、豊田さん、自分自身に。

来年9月末で退社する理由は、僕の契約がクォーター毎(3ヶ月毎)に更新されるからである。
12月末まで更新してしまったのでは、来年の12月に間に合わないどころか、豊田さんとの約束を果たせないリスクすら出てくる!
しかしご安心いただきたい。
僕がレッド航空にいる間にできる準備(貯金なども含む)が全部終わるのも、ちょうど9月末。
偶然にも、バッチリのタイミングなのさ笑。

20歳の僕から受け取ったバトン〜終わりに〜

今日までの僕は、まるでジェットコースターの様な人生を歩んできたと思う。
(いや、今後も変わらないだろうけど笑。)
ウオー!!と走り始めるや否や派手にすっ転び、入退院を繰り返しているかの様だ笑
だが、「おそらくこういうことになるだろう」ということは予め想定していたのさ。
もちろん実際に会う人や出来事自体は不明だったけど、勉強して動いて失敗して、また立ち上がって強くなって…っていうサイヤ人リズムを覚悟してたって感じ笑

ずっと読んでくださっている皆さんには、今一度思い出してほしい。
僕は20歳の真冬、手がかじかむほど冷える2月の真夜中。空港の展望台で死のうとした(昨年10月ごろの記事にも記したので、詳しくはそちらを読んでみていただきたい!)。
その日は「このまま死ぬなんて絶対にダメだ!」と、挑戦の道を決意した瞬間でもある。
フェンスから飛ぶ前に、ホットの缶コーヒーを飲みながら、GACKTさんの音楽を聴いていた。
名曲『再会〜Story〜』『ANOTHER WORLD』に泣かされ、僕は自殺を踏みとどまった。
そのまま、GACKTさんの言葉を遡って読んでいた。
そこで目にした言葉に衝撃を受けたんだ。
悩むのは・・答えを導く材料がまだ揃ってないから。だったら、その材料を探しに、前に進んでみたら。

あまりの衝撃に頭をハンマーで殴られたかと思ったぜ笑。
ずっとGACKTさんのことを尊敬していたはずだった。
だけど心のどこかで、無意識に「遠い存在」に感じていたのかもしれない。
「僕はいったい、今まで何を学んできたんだ…?」とガッカリしたのを覚えている。
号泣しながら、川沿いの道を歩いて帰ったんだよな。

心の底から、「僕も誰かの背中を押せる様な存在になりたい」と思った。
手を差し伸べたり、誰かの背中を押すことができる様になれば、せめて近くの大切な人は救える。
こうしている今も、どうして良いか分からず、動く気力も湧かないまま海の底に沈んだ様な気分で過ごす人がいる。あの日の僕の様に。
僕がいつか「ついにここまで来たか」と思えるのは、周囲の人々が人生をより自由で、輝かしいものにする手助けをできている状態を作り上げたときだろう。(ま、終わりもなければ、ずっと「ここからだ!」って言い続けてるだろうけどな笑)

25歳を迎える頃。
少しずつ自分の特性や価値観等に具体性を伴ってきていた。
実現したい未来のイメージも湧いてきていたので、25歳の誕生日の夜に一筆記したのだった。
(あまりに恥ずかしい内容も含まれているので一部割愛するけど笑、)ここに共有しようと思う。

『To 20代後半を生きる僕。
(どうしても辛くなった時、大きな決断をしようとしている時、29歳を迎える前の12月、特に年末付近には、このメッセージを読んでほしい。)
生きるのがシンドいくらい上手くいかなくても、ムカついても、絶対に生き抜いてくれ。
歯を食いしばった数々の過去を、絶対に忘れるな。
あの日の涙を、苦しみを、なかったことにするな。
真夜中の川沿いで泣きながら誓ったよな。
一番救いたいのは、あの日の自分みたいな人なんだろ。
「見てろ、最初の大勝負は30歳。そのための10年にするんだ」って誓ったのはあの日のお前だ。
二度と戻れない、何も持たない20代だからこそできる学びを、どうか無駄にしないでほしい。
20代の目標は、とにかく学んで点を増やし、自分という畑を肥やすこと。
30歳を迎える頃、その全てを踏まえて、自信を持って最善の選択をする時が来る。
失敗は成功のもと。「自分はダメだ」なんて絶対に思うな。
自分を責めすぎたり、誰かを恨まなくて良い。
遠回りの中で拾ったものを磨いて、必ずオリジナルになる。
20歳の僕から預かったバトンを、あんたに託す。
From 25歳の僕 (2019年5月17日 22:35)』

うーん…我ながら中々痛いぜ笑
でも、日記のノートが変わるたび、余白のページに書き写してきたんだよね。
絶対に忘れたり、風化させないために。

そんなわけで、年末ではなく今、ここに決意表明を記している。
気持ちばかり焦って、グダグダ過ぎるだけの日々は終わりさ。
これまで以上に、責任感を持って動くよ。
それに今、”Rikiya The Power”と心でシンクロできていると感じる。
空想のキャラクターじゃなくて、僕の意志がRikiya The Powerじゃなきゃ全部ウソじゃん!
(良いぞ、着実に成長している…笑。)

先日は、ついに職場の休憩室でMacBookを開いた。
堂々とVisual Studio Codeを開き、ゴリゴリプログラミングコードを書き始める笑
(中にはちょっと興味を示して声をかけてくださる人もいて、嬉しいぜ。)
移動中や隙間時間は、相変わらず読書タイムだ(ありがとうKindle!)。

とまあ、この記事だけで全てを語ることはできないけども…
大枠はここに記した通り。
人生で何度も静かな革命を起こしてきたつもりだったが、途中で挫けたりして無念な最後を遂げている笑。
で、上手くいかなかったその多くが、99%の実力不足、情報不足、準備不足だった。
実行力というか、行動が足りなかったことを素直に認める。
過去の全てを飲み込んだ上で「やってやる」と言ってるのさ。
わざわざ自分の中の当たり前やルールの前提にすらメスを入れた。
自分に素直に、真剣に前を向くために。

ま、現在のところの方向性は変わらないさ。
遅れに遅れているデイトラを進め、「まずはWeb制作をちゃんと身につけましょう」という取り組みを続けている。
年末は年末で具体的な2023年の展望を共有する予定なので、お楽しみに!

というわけで、少々長くなってしまって申し訳ない。
今回はここまでにしておこう。
12月は師走。どの業界も忙しいと思うけど、「年内にやっておきたいこと」に追い込みをかけるチャンスでもある。
年始に立てた誓いの進捗を確かめてみるのも良い。
そして、ぜひあなたも自分との約束を思い出してみてほしい。
「そんなのないよ」というあなたも、シャワーを浴びたり、お酒でも飲みながらリラックスして、自分と対話してみると良い。
きっと「自分だからこそ見えてくるもの」があるはずだぜ!
慌ただしい日々でも、どうか自分を見失わない様に、お互い気愛入れていこう。

この記事を読んでくれている皆が、最高の年末を迎えられることを願って。
では、また会おう!

〜To be continued〜

H O M E

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